素敵な神父様♪

素敵な神父様♪

こんにちは、菊山ひじりです。

昨日のブログで旧約聖書の言葉を引用したら、ふとカトリック教会の思い出が浮かび、夜眠る前はずっとそのことを考えていました。

そう、私は何とカトリックで洗礼を受けているんですね~(^^;)!(もう全然通ってはいませんが。笑)

元々は親戚がお寺だったり、幼稚園がお寺だったりして、仏教系の中に過ごしていました。

でも、西洋系霊界(笑)を背景に持っているため、子供の頃から、教会の雰囲気が大好きで、用も無く教会を覗いてみたりしていました。
そしてプロテスタントで洗礼を受けましたが、その後どうもしっくりこなくてカトリックに改宗してしまったんです。

当時はマザーテレサがとても注目されていた時期でしたので、私も一時期は修道女になろうかと真剣に考えて、招命のための黙想会なんかに参加したりしていました。

もっとも「私には無理だ」と悟るのにあまり時間はかかりませんでしたが。。。(笑)

過去世で何度も修道女をやっているようなので、懐かしさで思わず通ってしまったのかもしれません。

 

一般的に、教会=清らか=まじめ というイメージを抱かれるかと思いますが、カトリック教会って、実は違うんですね。
と~っても人間的で、愛すべき場所なんです。

プロテスタントですと、割と頭でっかちというか(失礼!)お堅い世界なのですが、カトリックは「同じ教会でもこうも違うのか。。。」とビックリするほど、別物なんです。

カトリックでは基本的に幼児洗礼を受ける人が多いということが、違いを生む大きな理由の一つではないかと思います。

ボンクリ(ボーンクリスチャン、つまり幼児洗礼を受けた人)は、別に本人が望んだわけではなく、たまたまカトリックになっていた。。。という人達なので、クリスチャンは何か特別な善行をしなくてはいけない。。。とか、そういう硬さや気負いがないように感じます。

だから、行動がとってもナチュラルなんです!

そして、私の通っていたカトリック教会の神父様の多くは、国民のほとんどがボンクリというイタリアから来ていました。

ですから、当然行動も何となく人間的で、私の常識を見事ひっくり返してくれました。

例えば、私が一番親しかったカルメロ神父様は、とても陽気で気さくで働き者でしたが、どうしても時間が守れないので有名でした。

30分くらいの遅刻は当然で、本人も全然悪びれない(^^;)。

これが日本人神父だったら大問題になるのでしょうが、この神父様、「カルメロ時間」として、それが当たり前、という雰囲気さえ作ってしまっていました。

そして、忘れられないもう一人、マリオ神父様
この方、とてもハンサム&低い声がとっても素敵な神父様なのですが、ある日青年会の席で

「神父様もテレビとか見たりするのですか?」

という質問に、ニッコリとこう答えたのです。

もちろん見ますよ!好きなテレビ番組は、「俺達ひょうきん族」です!」←古い(^^;)

え~~~っ??神父様の好きな番組が俺達ひょうきん族??

ざわつく青年会一同を無視して、さらに神父様はにこやかに、こう続けました。

「特に、あの最後のざんげがいいんですよ。とても面白い!」

ざ、ざんげって、神父様。。。

青年会一同、あまりの衝撃に一瞬凍っていましたっけ。。。(^^;)

 

でもおかげで私は自分の固さが分かり、あ~、もっと根本のところで信仰がしっかりしていれば、別に構わないんだ~!と、とても自由になったのでした。

そして「神父だからこうしないと。。。」という枠にはまるのではなく、自分の好きなことは好きと言える神父様のその感覚を、本当に素晴らしいと思いました。

この経験は、とかく固くなりがちだった私を、固く狭い価値観の世界から解放してくれました。

私のものの考え方の原点の一部は、この体験にあるんですよ(^^)。
きっと今の私を知る皆さんには、ピン!とくるのではないでしょうか?

素敵な神父様達に心から感謝♪なのです♪