アフリカ思い出話

満月に思い出したこと♪

今日10月15日は満月ですね~☆

東京では今美しい月が真上にのぼっています。
夕方には、東の方向に少し雲に隠れながら、まっ黄色でまんまるのお月さまが見えました。
それもとても美しかったです♪

 

最近、公私共に非常に忙しく、ゆっくりと月を見上げる余裕はありませんでした。
満月だということも、昨日思い出したくらいでして・・・(^^;)
文字通り走り回る日々を過ごしていましたが、先ほど久々に見た月は、心に沁みるような美しさでした。
言葉で表すのは、本当に難しいですが・・・。

今夜の月を見て思い出したのは、マリ共和国で滞在していた村の最後の夜の月です。

満月ではなかったのですが、ほぼ丸くなっていて、眩しく輝いて、本当に美しかった。
まだ離れたくなかった村でしたが、プロジェクトの任期が終わり、帰国するしか選択肢はありませんでした。

そんな最後の夜、私は一人懐中電灯を手に村を散歩していました(電気がないので、懐中電灯なしでは危なくて歩けません^^;)。

周りに聞こえるのは、風の音と動物や虫の声だけ。
熱い大地に立って、自然と一体になり、ただ無心に月を見つめていました。

月と私。大地と私。風と私。
その瞬間に、全て一つとなったような、一体感・・・。
あの時の月の眩しさは、今でも忘れられません。

人にはどうしても逃げられない運命というものがあることを学んだ、1年間のマリ滞在でした。

「運命なんて変えられる」というのは確かに本当なのですが、実際の現実レベルにおいては、やはりそう簡単に言いきれることではない・・・と身をもって知りました。

選択肢の多い先進国では、しがらみも少ないですし、一人で経済的に自立することができるため、可能性は高くなります。
少なくとも「必死に頑張れば」何とか良くなることが多いです。

でも、生きることで精いっぱいの途上国では、まず自立すること自体が一つのハードルになりますから、甘い夢を見ていては生きていけません。

自分に与えられた日々を、淡々と受け入れて生きていくこと。
そしてそこに感謝を見出していくことが、生きる幸せを見つけるための一つの知恵となります。

つまりは、自分の居場所で、いかに生きていくか・・・そこに全てのカギがあるように思います。

そしてそれは、先進国でも同じこと。
今いる場所に不満を感じて、他の場所に行こうとしても、また同じことの繰り返しになるんですね☆

ポイントは、「いかに生きていくか」という、生きる姿勢ですね♪

な~んて、私も全然偉そうなことは言えなくて、日々反省ですが・・・(-_-;)

時間は遅くなりましたが、今からお月さまの光を浴びながら、しばし瞑想したいと思います♪

 

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