アフリカ思い出話

夕立

ついさっき、東京ではものすごい夕立がありました!

空が一気に暗くなったなぁ~と思ったら、大粒の雨が
ザ~~~~~~~ッ!!!

あせってベランダへ飛んでいきましたが、すでに洗濯物はビショビショ。。。トホホ。。。
今はもう止んでいますが、すごかったですね!

思えば今西アフリカも雨季の真っ最中。。。
一昨日、アフリカにいる夢を見たばっかりだったので、ついつい思い出してしまいます。

私が1年間住んだマリ共和国は、国土の70%がサハラ砂漠という乾いた国。
でも雨季には激しい雨が降ります。

道路整備がよくないので、道はあっという間に泥水であふれます。
汚くって、歩くのにはかなり勇気がいります。

村へいくと事情はもっとすごい。。。

私が寝泊りしていた村は、ある晩ものすごい雨が降ったせいで、道が水没してしまい、村から外に出られなくなりました(^^;)。

元々が乾燥地ですので、翌日には水は引いていましたが、道は道でなく、たんなる泥集積所みたいな感じになってましたっけ。

雨はほとんどの場合、夜突然来ます。(昼間の時もありますが)

暑いのでみんな外にゴザを引いて雑魚寝していたりしますが、サ~っと風が吹いてくると、全員パッと飛び起きて、ゴザを丸めて家の中に入ります。

私のような外人が平気で寝続けていると、
「おいっ!!雨が来るぞ!!起きろっ!!!」
と、文字通り叩き起こされます。

なぜなら、雨はもの凄い強風と共に、急にやってくるからです。
ぼやぼやしていると風に飛ばされたりして、酷い目にあいます(^^;)。

アフリカの田舎の家にはガラス窓なんてしゃれたものはありませんから、トタンの雨戸を締め切って、入り口もピッタリしめて、ムンムンと暑い中を必死に耐え続けます。

その暑さと言ったら。。。(^^;)

めったに過ごすことのない部屋の中で、ザーーーッ、ビューーーンともの凄い音だけを聞きながら、自然の凄さを感じることになります。

所詮人間は自然の一部。。。

その中に溶け込んで、共存しながらしか、生きることはできない。。。

そんなことをしみじみと感じる瞬間です。

村ではほとんどの家が泥レンガでできていますので、酷い雨の日には冗談抜きで家が崩れてきます(^^;)。
水の音がひどかったり、「気配」を感じたら、どんな酷い雨であっても、すぐに出口から出なくては危険です!!

私は運よく家が崩れる現場には居合わせなかったのですが、ある日、首都にある事務所から村に行ったら、自分の家が崩れかけて修理中だったことがあります。

一応、泥にセメントを混ぜ、屋根もトタンの立派な家だったんですけどね。。。
強風でトタンは上に浮いてしまって、針金で飛ばないように押さえてありました。
いやはや、アフリカの風はすごい。。。

そして実は、雨季に一番困るのは、何と言ってもトイレです!

アフリカの村のトイレは全部野外。
もちろん、天井はありません!!

人から見えないように何となく囲ってあるのが普通で、壁があればいいほうなんです。。。

ですから、ザーザー雨が降っているときは、ひたすらトイレを我慢することになります。

どうしても我慢できないっ!!というときは、ずぶぬれ覚悟で外に出て行くことになります。
そして、風に飛ばされないように必死に踏ん張るしかありません。。。
その姿と言ったら。。。。(^^;)←経験あり

でも、そんな雨が上がった後の空気のすがすがしさと言ったら!
そして、雨季に咲く花々の美しさ。。。
心が洗われるようです。

古い写真を取り込むスキャンがないので、皆さんに写真をお見せできないのが本当に残念です!

ああ~、こんなことを考えていると、またまたアフリカに帰りたくなってしまいます!
でも、帰りたいって思えるような好きな場所があるって、幸せですよね♪

いつかそのうち、またアフリカの土を踏むことを一つの夢として、今日もここで精一杯生きたいと思います。

 

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