※幸い早期発見(I期・転移なし)。既にがん摘出も終わってピンピンしてます。どうぞご安心くださいね。
※早期発見が大事です。30代以上の方は定期的な乳がん検診やマンモグラフィーの検査をお勧めします。
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MRI画像には、クッキリと1cm弱のしこりが写っていました。
左乳房の外側上部、少し奥の方に入ったところでした。
先生:「明らかに疑われるしこりがありますので、良性が悪性か調べる検査をしましょう。」
私:「はい。」
先生:「針生検というのをやります。ボールペンの芯くらいの太さの針を患部に刺して、組織を取って検査します。
局部麻酔でやりますので、痛くないと思いますよ。」
私:「はい。(心の声:え~?ボールペンの芯の太さの針~~???(汗)」
先生:「この検査で良性だったら、そのまま何もせずに大丈夫です。
良性が悪性の腫瘍になることはありませんから。
もし悪性だったら、手術や抗がん剤などの治療になります」
私:「分かりました」
先生:「じゃ、早い方がいいから、明日やりましょうね」
私:「はい、分かりました。(心の声:ま、また明日か・・・)」
なぜか、その翌日も予約が全く入っていなかったのは、本当に不思議です。
絶対に天の計らいだわ・・・そんな風に感じました。
針生検は、スタンダードに行われている検査方法です。
しこりに針を刺して一部の細胞を取り出し、それが癌細胞かどうかを検査する方法です。
私の場合はMRI検査をしてからになりましたが、明らかに大きくて癌と思われる場合には、MRIを飛ばして針生検をする事が多いらしいです。
翌日検査を受けにくると、何やら看護士さんたちもいつもとはちょっと違う緊張感がありました。
検査着に着替えて待っていると、先生がにこやかにやってきました。
先生:「これが今日使う針です。ほら、結構太いんですけど、大丈夫ですからね~」
そこには、明らかにボールペンの芯よりもっと太く長い物体が・・・
先生:「この先に針がついているんですが、手元の引き金みたいなところを引くと、中のバネがパチーンと弾けて、患部から必要な細胞を取り出してくる仕組みになっているんですよ。
だから、引き金を引いたときだけ、ちょっと体に衝撃が来ますけど、痛くないから大丈夫ですよ」
私:「はい。(心の声:え~~~?衝撃が来るのぉ~?うっそ~~~!!!)」
ともかく、見たら怖くなるから絶対見てはいけない!!!という気持ちがあり、よそを向くようにして消毒を待つことしばし・・・。
先生:「はい、じゃあ麻酔打ちますね。ちょっとちくっとしますよ~」
局部麻酔はすぐに効いて、その後何をされても全く痛みはありませんでした。
しかし!!
ボールペンの太さの針は、注射針のようにスーッとは入りません。
もの凄い圧力をかけて、少しずつグイグイ押しこんで来るわけです・・・。
乳房の中に太い針が無理やり押しこまれてくる感触がはっきり伝わってきます。
痛くはないけど、すでにかなりの衝撃です。
先生:「はい、じゃあl、今からこの引き金を引きますので、体に衝撃が来ますからね~。」
すると、次の瞬間!!!
バチーン!!! (ガチッ!!!)
音と一緒に、凄い衝撃と不思議な痛みが走りました。
な、何なの!?今の変な衝撃は???
先生:「あ、あれ!?刺さらない・・・」
先生がゆっくり針を引き出すと、なんと針の先端が曲がっているではありませんか!!!!
先生:「今、ガチッて音がしたよね。しこりが硬過ぎて、針が刺さらずに曲がっちゃったよ。」
えぇ~~~~!?あ、あり得ないでしょ?普通・・・(汗)
私のしこり、どんだけ固いんじゃい・・・
先生はしばし考え込んだ後、こういいました。
先生:「仕方ない、もう一度やりましょう。今度はバネ式じゃなくて、手動で取るタイプの針にしてみましょう」
も、もう一回、あの太い針をまた刺すんですか・・・?
再び、グーッと押し込む衝撃がやってきました。
そして、今度はゴリゴリとしこり付近を針先がこする感触がありました。
あぁ、しんどい。もうこれですぐ終わって欲しい・・・。
先生:「う~ん、しこりの真ん中の一番必要な検体が取れませんね。でも検体を取らないと検査できませんから、もう一度バネ式でトライしてみましょう。」
ひょえ~~~!!!(@o@)
乳房に衝撃が走るということは、胸部全体に響くんですよね。
だから息をするのもしんどいし、何といっても太い針が押し込まれる感触や、バネ式の針がバチン!と胸部全体に響く衝撃がもの凄くて、終わるころには正直フラフラでした。
先生:「う~ん・・・。ともかく取れるだけ取りましたが、もしかしたらこれでは白黒つかないかもしれません。
針が曲がっちゃうくらい硬いしこりだから、もう一度日を改めてトライしても同じ結果だと思います。
もし白黒つかなかったら、しこりの摘出をして生検に回すしかないかもしれません。
その場合、乳房に3cm位の傷がのこっちゃうんですが・・・」
私:「それで構いません。今回分からなかったら、取っちゃってください!
(心の声:こんなしんどい検査はもう無理~)」
先生:「分かりました。ともかく、来週の結果を待って決めましょう」
この日、帰宅してすぐ崩れるようにベッドに倒れ込み、昏々と寝込んだのは言うまでもありません。
あの衝撃、忘れられません・・・(-_-;)
そして、一番気になったのは、良性か悪性かが分からないかもしれないということでした。
はっきりしない状態というのは、とても中途半端で不安定な気持ちになるんですよね。
ともかく、どっちでもいいからハッキリして~~~!!という気持ちで、その後の数日間を過ごしました。
そして、この頃から親しい友人や、周りで癌を克服した知人数人に連絡を取り、色々話を聞かせてもらったりし始めたのでした。
<続く>
※こんな風に始まりました⇒夢の中でのガン告知★
※乳がん確定まで その1~MRI検査
その2~針生検
その3~針生検の結果
その4~腫瘍摘出日帰り手術
その5~やっぱり乳がん
※乳がん確定後 セドナでの個人セッション
※転移の有無確認 その1~CT検査
その2~センチネルリンパ生検
その3~検査結果
※病理結果
す…すごい…
大変だったんですね……
でも結果、ご無事で何よりでした
体験をシェアして下さり有り難うございます