ネガティブな出来事の意味

ネガティブな出来事の意味~その3~

こんにちは、菊山ひじりです。

昨日に引き続き、「ネガティブな出来事の意味」 の3回目です。

今回は、ネガティブな出来事を引き寄せない=ネガティブな出来事から卒業する方法を書いてみますね。


今回は、知り合い以上の関係性においての問題を想定して書いています。

戦争とか、100%相手に非があると認定されるような交通事故とか、全く見ず知らずの人から突然襲われる、といった運命的且つ悲劇的な出来事とは違うレベルとお考え下さい。

本当は、運命的な事故なども、過去世の問題などを考えて行くと、必ずカルマの清算という問題が出てくるのですが、ここではそれは一旦脇に置いて考えたいと思います。

 

前回も少しふれたのですが、ネガティブなことにフォーカスしていると、さらにネガティブな事を引き寄せてしまいます。

例えば、自分が友達を作る際も、気が合うとか、話が合うとか、自分と合うところがある人と仲良くなりますよね。

それと同じで、自分の中にネガティブなものがあると、それに合うものが引き寄せられてくるのです。
全てのものは、同じ波長のものに引き寄せられるからです。

つまり、自分が望んでいないと思っているネガティブな出来事も、実は自分が引き寄せているのです。

ですから、まずはその事実に気付かないと、いつまでもそのパターンからは卒業して先に進めないんです。

つまり、ネガティブな出来事から卒業するためには、自分の中にあるネガティブなものを見つめることが必要なのです。

 

自分の中にあるネガティブなものを見て行くのは、とても勇気がいることです。

真っさらな人間はいませんから、よく心を覗きこむと、ドロドロしていたり、黒々していたり(笑)、色々なものが見えてくると思います。

でも、それを裁かず、責めず、ただ淡々と認めて行く・・・それが必要なプロセスなんですね。

ここでは、そのための具体的な方法をお教えしますね。

<ネガティブな出来事から卒業する方法>

(1)相手を分析する

自分にとって嫌な相手がいるとします。
まず、どういう部分が嫌いなのかをよく観察します。
そして、細かく書いていきます。

<例>
「いつも人の悪口を言っている。」
「すぐにネガティブな事を言う。」
「なんでも悪く捉える。」

 

(2)自分を振り返る

次に、自分自身を振り返ります。ポイントは以下の2つです。

・自分にも同じ傾向はないか?
・相手の気持ちを触発するような部分がないか?

<例>
・私は人の悪口やネガティブな事は言わない。⇒でも、言われた事をいつまでも気にしてしまうかも・・・。
・私は何でも悪く捉えることはない。⇒でも、相手を嫌だと思うということは、ネガティブな感情だ・・・。

 

(3)自分を分析する

そこで、自分の傾向をさらに分析していきます。
この例では、こういう風に考えてみましょう。

「なぜ私は、いつまでも言われた事が気になるのか?」

気になるというのは、自分も他の人に対して、ネガティブな想いを抱いているからです。

なぜなら、人を悪く思わない人は、他の人に何か言われても、それに悪い意味があるということにさえ、気付かないものなのです。

相手の悪意が分かるということは、それは相手と同じネガティブなものが自分の心の中にあるということです。

 

また、すでに自分で気付いたように、相手に対してネガティブな想いを抱いていれば、相手の悪い点が余計増幅されて感じてしまうのは当然です。

さらにそのこちらの気持ちを相手が感じ取り、自分に対して敵意を抱く事も当然あることでしょう。

 

また、直接相手への悪意がはなくても、例えば自分の中に劣等感があると、相手の中に潜んでいた劣等感を刺激して、こちらに攻撃が来てしまう・・・というようなことも起きてきます。

つまり、結局は自分の持っているネガティブなものが、相手を触発し、ネガティブな行動を引き起こしているのです。

この原則は、ポジティブな事にもあてはめられます。
ポジティブなものを持っていれば、相手の中のポジティブな部分を触発して、ポジティブな行動を引き起こしていくのです。
すると、良い連鎖が起きてきて、さらにハッピーになることができます。

 

(4)分かったことを、淡々と認める

自分がネガティブな想いを持っていることを責めても意味がありません。

人間には嗜好というものがあり、好き・嫌いという感情があるのはある意味正常だからです。
それを無理に抑えつけても、余計おかしくなってしまいます。

ともかく、まずは認めてみましょう。


(5)愛を持って受け入れる

人間として正常だと言っても、好き・嫌いという感情に「振り回される」のは、人間として成熟しているとは言えません。

その感情は、淡々と認めて増幅せず、相手を愛を持って受け入れることが必要です。

愛とは、好きという感情ではありません。
愛とは、相手を認める、相手の存在を受け入れるという、積極的な選択です。
好きになれなくても、愛そうと決めることはできるのです。

「あの人はネガティブで好きじゃないけど、自分にも同じところがあるし、こうして出会ったのも何かの縁に違いない。反面教師として学べるところを感謝して受け取ろう」

と決めると、自分と相手の関係性のエネルギーが愛に基づいたものに変わってきます。

すると、関係性が変わってきます。
そして奇跡のように、変化が起きてきます。

どうしても「愛」という単語を使えないくらいしんどい場合は、「諦める」で代用しても構いません。
まずは現状を少しでもポジティブな方向性に変えていくことが大事ですので。

 

愛があれば、どのような関係も改善していきます。

また、自分が成長してエネルギーの質が変わってくると、縁が自然と良い形で切れてきます。

逆にその頃には、縁がなくなることが寂しく感じられたりするでしょう。
そして、実は相手の存在は天から与えられたギフトだった、と気付くようになるでしょう。

このような形で卒業すると、もう同じネガティブなものは引き寄せなくなります。

私もそうでしたが、実際ピアニシモのクライアントさんにも、人生の辛い学びを超えて、奇跡の変化を体験した方が何人もいらっしゃいます。
ですから、自信をもってお伝えできるのです。

もちろん、人生の学びは色々ありますから、簡単にいくとは限りません。

特に、相手に対して怒りを持っている場合、なかなか自分の非を認めることはできないでしょう。

試行錯誤しながら、時には進歩を感じ、時には後退を感じながら、少しずつ進んでいくことになると思います。

でも、それも人生。

そう思うところからしか、前には進めません。

前に進めない限り、いつまでも今の状態が続きます。

 

私の人生にも、まだブログに書いていない様々な事件がありましたよ~。
よほどカルマが深かったんでしょうねぇ・・・(苦笑)

慟哭の涙なしには語れないような、様々な出来事がありました。
でも、今は本当に幸せな日々を送っています。

人生は自分の意識で、全く違うものに変えることができるのです。
保証します!道は、必ず開けるのです。

今渦中にある方も、ぜひ勇気をもって、幸せになるための決断をしてみてくださいね。
今がどんな状態だったとしても、絶対に幸せになれますよ。

心から応援しています(^^)!

 

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POSTED COMMENT

  1. sami より:

    ひじりさん、
    「ネガティブなイメージを解放する方法」の記事を拝読し、同じ状況でしたので大変参考になりました。
    冷静に相手に自分の気持ちを伝えないとと
    一ヶ月考えましたが、相手の言動があまりに理不尽で、口を開いたら最後止まらない気がして笑、悩んでとうとう体調を崩したとたん、こちらの記事が目に入りました。
    そして、書き出してみると・・・
    あら不思議!相手の嫌な所、自分にも形を変えて内在するものばかりです・・・!
    そしてものすごくすっきりしました。
    のってしまい、以前カチンときた人(自分から離れていった)の分も書き出してみました。
    こちらは時間が経っている分、自分の至らなさがよく分かります。相手が悪い、変な人・・・と当時は思っていましたがそれ以前に、自分の中に原因はありました。
    本当にありがとうございます、
    いつも、明晰な文章に感謝いたします。