カルマの法則

カルマの法則 その3~戦争のカルマ~

こんにちは、菊山ひじりです。

今日も引き続き、カルマの法則について考えてみたいと思います

今日はその3、~戦争のカルマ~です。

 

(6)戦争のカルマ

国家のカルマに巻き込まれる例で一番重いものは、間違いなく戦争です。

例えば、自国が行う戦争からは、逃げることができません。
最近は中近東の戦争映像がニュースでも流れるようになりましたが、一般市民はどうすることもできず、銃声におびえて暮らしています。
また、男性は自分は戦争に行きたくなくても、強制的に参戦せざるを得ず、敵国の人間を殺していくことになります。
これは、個人レベルではどうしようもできない問題です。

最近不慮の事故等による死亡が多いのは、戦争のカルマだと言われています。

近代以降になってから大量破壊兵器が開発されたせいで、沢山の人が戦争に巻き込まれ、正義という名のもとに殺人行為を犯してしまったからです。
大昔のように、一人一人闘って殺していくのとは違い、遠くから銃を撃つことで、機械的に大人数を殺してしまうことができるようになったのも、よりカルマが大きくなった原因です。
原爆なんかは、その代表的な例だと思います。

 

自分は殺したくなかったとしても、殺してしまえばカルマは生じます。
様々な事情が配慮されても、やはり殺したという事実は消えないので、それなりのカルマになります。
国家のカルマは、個人のカルマにも非常に重大な影響を与えるのです。

 

なお、戦争のカルマに関して言えば、日本は第二次世界大戦の原爆投下によって、負のカルマがずいぶん清算されていると思います。
それは、その後の経済成長の著しさに現れています。
単に日本人が勤勉だったからではなく、日本人が原爆投下に関して、アメリカを恨み続けるような被害者意識がなく、淡々と前を向いて一生懸命頑張ったことで、サポートが入ったのだと思います。
(今後どうなるかは分かりませんが)

 

戦争は、マクロの視点でみれば上記のような解釈になりますが、ミクロ、つまり個人レベルの視点でみると、また違うストーリーが出てきます。
お一人ずつのカルマとの絡みによって、個人、家族、友人、地域などの中で、様々なドラマがあることでしょう。

 

(7)カルマの本質

今までカルマの原則や種類について考えてみました。
その中で、皆さんに気づいて頂きたいのは、カルマは、情の世界とは無縁な、ただのエネルギーの法則だということです。

 

そういう観点から見ると、例え悲劇的と思われる出来事も、決して被害者意識を持って見るべき悲劇的なものではないのです。
被害者とか悲劇的、という意味をつけているのは、人間の意識なのです。
カルマとは、自分の行ったことが、自分に戻ってきただけなのですから。

 

とは言え、過去世の記憶などない場合がほとんどですから、なかなかそう思えないのは当たり前です。
特にご家族や友人などの近い人に、悲劇的な事件が起きた場合など、冷静でいられなくなるのは正常です。
でも、どちらにせよ、「仕方ない」ことです。
そういう体験を通して関係者一同が何を学ぶか、そしてそれをその後の人生で何らかの形で生かしていくしかないのです。

 

カルマをどう受け止めるかという意識の問題は、人生を変えて幸せに生きるために、とても大切なポイントとなります。
次回は、カルマを上手に受け取り、上手に乗り越える方法について、考えてみたいと思います。

 

<関連記事>

カルマの法則 その1 ~個人レベルのカルマ~
カルマの法則 その2 ~集団レベルのカルマ~
カルマの法則 その3 ~戦争のカルマ~
カルマの法則 その4 ~カルマを超えるには~
カルマの法則 その5 ~カルマを引き受ける~  

ネガティブな出来事の意味~その1~
ネガティブな出来事の意味~その2~
ネガティブな出来事の意味~その3~

 

RELATED POST