スピリチュアルに一言申す

霊能力と英語は同じ

こんにちは、菊山ひじりです。

最近、色々な話を聞いたり、自分も色々体験したりして、癒しのお仕事に関して思うことがあります。

それは、霊能力と英語は、同じようなものだということです。
ちょっと辛口のお話ですが、今からご説明しますね。

ここでは概念を簡単に表現するために、霊的・サイキック的・スピリチュアル的な能力はすべて「霊能力」という単語を使わせて頂きます

 

私は以前、国際協力関連のコンサルタントでした。

仕事の内容は、途上国に赴き、電気も水道もないような村で調査をして問題点を分析し、解決方法としてのプロジェクト案を作成し、プロジェクトを運営し、評価していくというものでした。

当然のことながら、外国での調査ですから、英語を始めとする語学力が必要になります。

一番多く使われているのは英語ですので、コンサルタントは大体皆、英語は当然のこととして使います。

コンサルタントの仕事で一番問われるのは、当然のことながらその内容です。

英語だけできても、全く仕事になりません。
英語はあくまで仕事をするうえでのツールに過ぎないのです。

でも、英語がまともに使えませんと仕事になりませんから、あるレベル以上で使えるのは前提となります。

コンサルタントでなくても、英語だけできても世の中に通用しないのは明白です。

例えば、通訳・翻訳者さんなら、売れっ子になるかどうかのポイントは、翻訳のセンスやスピード、正確さでしょう。

英語の先生なら、評価されるのは英語を教えるスキルです。
英語そのものは、できて当たり前、ということになるのです。

霊能力(サイキック系の能力)もそれと一緒です。

スピリチュアルなお仕事をしたいのであれば、ある程度の能力があるのは前提条件です。
でも、能力があれば仕事になるかというと、それは別問題です。

霊能力がある人など、世の中にいっぱいいます。
でも、人に言わないでいるだけです。
別に全然凄くもないし、人に威張るようなことではないのです。

霊能力を掲げて癒しのお仕事をするのなら、大事なのは、

人間として他者を癒す器・力量があるかどうか

です。

癒しには様々な種類がありますから、一概にこうでなくては、と型にはめることは言えません。

でも、癒しのお仕事は、決して簡単ではありません。
非常に力量のいるプロフェッショナルな仕事なのです。

霊能力があるからといって、自動的に人を癒せるわけではないのです。

癒しはとてもパーソナルなものですから、たまたま相性が合えば、それで良い場合もあります。

でも、プロフェッショナルとして続けるのなら、たまたま運よくうまく行った例を基準にするのは論外です。

 

また、霊能力を過信しすぎて、道を踏み外す霊能者も非常に多いです。

自分の都合だけでクライアントを振り回したり、言いたいことだけ言って終わりにしたり・・・。
散々不運を予測された挙句に、アドバイスらしきものが全くなかった・・・という悲惨な例もあります。

そもそも、霊的な世界というのは、思念の世界です。
したがって、例え同じものを視ても、価値観の違う霊能者が視れば、違って解釈され、違って伝えられます。

霊的な世界というのは、絶対的な正解のない世界なのです。

ですから、その霊能者がどういう世界観・哲学を持っているのかは、非常に重要なのです。

そこを分かっていない霊能者に、自分に視える世界だけが真実だと思い込んでアドバイスされるのは、本当に恐ろしいことです。

あるキャリアウーマンの方は、霊能力者に相談に行ったら、彼女の経歴を聞いた霊能者が自分のビジネス展開について相談してきて、半分以上時間がなくなった・・・と憤慨されていました。

クライアントさんは、料金を払って時間を買って、ご相談に見えます。
自分の相談をその時間内にするのは、言語道断です。

生まれつき霊能力の高い人の中には、憑依されてしまって自分でコントロールできなくなる人もいます。

クライアントのヒーリングをした後、何日間も具合が悪くなるようでは、プロとして失格です。
憑依されて自分の波動が下がれば、それはクライアントに影響します。

スピリチュアルなお仕事というのは、憧れだけではできません。
場合によっては人の命にさえ関わる、責任のあるお仕事なのです。
自らを癒せない弱い人は、癒しの仕事についてはいけないと思います。

霊能力は、単なる能力です。
自分はなぜ癒しの仕事をするのか。
なぜそれをしたいのか。
それでなくてはいけない理由はなにか。

そこに利己的な理由・見栄・エゴがあるとき、何かが狂ってきます。
魂を扱うお仕事は、甘い考えでやってはいけないのです。

そしてこれは、実は癒しの仕事だけではなく、全てに関して言えることでもありますよね。
プロフェッショナルな世界というのは、甘くありません。

何を仕事にしているとしても、自分の人生に責任を持って、しっかりと自分を見つめ、生きていきたいものですね☆

 

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